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2016年5月

2016年5月30日 (月)

One step one goods

One step one goods(ワン・ステップ・ワン・グッズ)とは、一歩先にさわるもの・すがるもの・寄りかかるものが必ず最低1つ以上ある環境のことです。

 

手すりがある環境では、手で手すりをもち引っ張りながら歩いたり立ち上がったりする【上肢依存型】の活動が身に付いてしまいます。それは、足でバランスをとり体を支えることを妨げてしまうことに繋がります。また、ご自宅では必ず手すりを設置できる環境を整えることは難しいと思います。家具の間をもたれかかって移動したり、壁のよりかかり移動を体得していくことも、ご自宅での生活をしやすくすることに繋がります。

車椅子を使わないで、なんとか移動できる自分を取り戻しましょう。自分の足で移動するために、多種類の機器や歩行車、つえ等を使いわけて歩くことを支援します。 一度歩くことをあきらめた方も一緒に挑戦されませんか。

2016年5月26日 (木)

バリアフリーとバリアアリー

バリアフリー(Barrier free)とは、対象者である障害者を含む高齢者等の社会的弱者が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた事物および状態を指す用語である。

(Wikipediaより)

 

普段、自宅で過ごしていると、玄関の上がり框や、廊下~居室間の段差、床においたゴミ箱、扇風機のコンセントコード、砂利道、グレーチング、坂道、歩道の段差・・・

屋内・屋外ともに様々な障害・障壁(バリア)に遭遇します。

病院や、入居施設等では、上記のようなバリアを取り除く【バリアフリー化】を行うことで転倒等の危険を未然に防ぎます。

 

ですが、退院し、ご自宅に帰ったらどうでしょう?

・玄関から居室や寝室まで靴を脱がずにベッドたどり着ける

・物を床に置かず、幅も広く段差がない

・手すりを設置してあり、握りながら移動できる

 

そのようなご自宅、少なくありません?

畳のへりのようなほんの小さな段差でさえ、つまづいてしまう【バリア】になってしまいます。

 

夢のみずうみ村は、あえて障害・障壁を設置する【バリアアリー】を良しとしています。

施設はゆっくり安全に過ごすためだけではありません。職員が見守りできないところをお手伝いをしながら、ご自宅でご自分で【生きる】力を磨くリハビリ施設です。

ブログを始めました。

はじめまして。

南さつま市で『夢のみずうみ村』方式の通所介護を始めて7年がたちます。

夢のみずうみ村アルテンハイムデイサービスセンターです。

 

夢のみずうみ村とは、山口県にある作業療法士の藤原茂先生が築いた大規模デイサービスで、在宅で過ごしているものの何らかの介護が必要となった方々が通い、ご自分の隠れている能力を再発見できる施設です。

生き生きした人生を味わい楽しみませんか?私たちは一生懸命リハビリさせて頂きます。

 

夢のみずうみ村では、

・一日の過ごし方を、それぞれご自分で決めます。

・多種多様で豊富なプログラムメニューをご用意しています。

・過度の介護による状態の悪化を防ぎ、訓練としてのリハビリにとどまらず、生活を楽しむためのリハビリを実践します。

 

その為に

①バリアアリー

②one step one goods

③バイキング

④自己選択自己決定

⑤宅配ビリテーション

⑥村内通貨「YUME」

という取り組みを実施しています。

上記①~⑥については、また記事を個別に作成したいと思います。

 

「夢のまた夢」に1歩づつ歩きだし、少しずつ近づく生き甲斐のある人生、目標をもって楽しむ人生を一緒に歩みましょう!